「楽して稼ぎたい」
これは、私がずっと持っていた本音です。
嫌なことはしたくない、責任は取りたくない、尊敬できない人を立てたくない
仕事が無いのに仕事しているフリをしたくない、批判されたくない
指摘されたくない、恥をかきたくない、辛い思いはしたくない、人に尽くしたくない
休憩中は一人になりたい、雑談で根掘り葉掘り聞かれたくない
努力しなくても評価されたい、求められたい、必要とされたい。
これらが叶う仕事を探し求めてました。(真顔)
だからでしょうね。
「ありのままで」「好きな時に好きな場所で」「完全自由に」「好きな人とだけ」
「自分がワクワクする商品を作って売るだけで」「集客しないで」
こんな魅力的な集客ワードに、心を惹かれてしまっていたんです。
起業をすれば、これらが全て叶う場所が作れると本気で思っていたんです。
つまり、何の努力も苦労もせずに楽してお金を稼ぎたかったんですよね。
もっと言えば、お金を稼がなくても生活が成り立つなら、それに越したことがなかった。
でも、生活があったり、周りの人からの目があったり、自身のプライドが許さなかったりして「楽して稼ぎたい」という本音に素直になれる日は最近までやって来ませんでした。
「楽して稼ぎたい」と認められたら
色んな理由を付けて、働かなくても良い理由を探すことに限界を迎える日がやって来ました。
有難いことに、現在の婚約者が生活を養ってくれています。
ずっと念願だった夢が叶ったのに、実際に願っていた生活をしてみると想像以上の罪悪感に押し潰されそうでした。
- 収入が無くなる不安
- お金を稼げない"お荷物感"
- みんなが我慢できることも我慢できない情けなさ
- 何も出来ない無価値観
もしかしたら、無理してでも会社で働いていた時の方が精神的に楽だったかもしれないと思うほどでした。
家事に専念が出来る、幼い頃からやりたかったことが叶っているのに。
「こんなはずじゃなかった⋯。」
正直、思い描いていたものとは違いすぎて絶望しました。
罪悪感から逃げるためにしたこと
彼が、毎日早朝から夜遅くまで働いてくれている間。
私は、嫌でも自分ひとりの時間が出来ます。
せめて、自分の支払い分だけでも稼げないと自分が潰れてしまうと危機感を覚えました。
そこで、私が取り組む決意をしたのががこちらです。
- アンケートモニター
- 懸賞
- アフィリエイト
いずれも、楽に稼げると思いました。
自宅にいながら、好きな時に好きなだけ出来て、煩わしい人間関係もない。
批判も指摘もされることもない。
それに、自己資金０円で始められるので、収入のない私にも出来ることだと思ったんです。
やるなら本気で徹底的にやろうと思い、始め方を調べました。
本気でやり尽くした結果
専用アカウントを作成し、成果の出るやり方やコツを調べまくり実践した結果。
懸賞は、開始３ヶ月にも経たない間に３万円相当以上の当選。
アンケートモニターは、１か月で無ランク→ゴールドランク確定。
アフィリエイトは、アメブロでやりましたが撃沈。
このような結果になりました。
懸賞やアンケートモニターは、暇さえあれば常に応募や回答をしていました。
目が覚めた夜中、早朝～夜中まで。
働きなくないはずなのに、お勤めしていた時よりも働いていました(笑)
むしろ、家事が疎かになるほど根詰めてやった結果です。
彼は、黙ってくれていましたが、きっと言いたいことはたくさんあったと思います。
本気でやり尽くしたある日。
ふと、自分がとても惨めに感じました。
収入がないからと言って、１円も支払わずに貰うことばかり考えている自分がとても滑稽に思えたんです。
また、働き盛りの３０代が、今まで何の努力もして来なかったことで何も残るものが無かったのも、すごく情けなかったんです。
ずっと起業をしたいと言っていたのに。
自分の夢を本気で取り組む努力もしないで。
自分の夢を自分からに逃げる材料にして。
結果が出なくても、コツコツ努力している人たちを馬鹿にして。
本気で自分でお仕事をする勇気もないくせに、起業者も馬鹿にして。
しかも、お勤めしている人たちも馬鹿にして。
私は、いったい何をやっているんだろう⋯。
逃げる材料や言い訳出来ることが無くなってしまったら、情けない自分と向き合わざるを得なくなりました。
会社のせいにも出来ない、働かなくていい、批判する人もいない。
誰のせいにすることも出来ない状況になったのです。
具体的にやることが明確になった
ここまで言い訳出来なくなると、自分から逃げられませんでした。
自分の惨めさをひとしきり感じ、受け入れる時間をしばらく過ごしました。
ここは、本当に辛かったですね。
自分を受け入れ始められた頃。
私は、自然とある決意が静かに湧いて来ました。
「今まで、逃げて来た"努力"や"積み上げ"を経験しよう」
今まで、死んでも嫌だった「基礎」「初心者」「コツコツ」「継続」「辛くても逃げない」をする決意が生まれました。
＜どんなにダメでも継続する＞自分と約束をしたんです。
決意をすると、人ってすごい行動力を発揮するんだなと驚きました。
私は、今まで反対をされていた母親に「本気でやってみたい」と告げ、
彼には、生活を支えてもらっているから、甘えさせてもらって自分でお仕事を作り上げたいと話していました。
結果が出るかなんて分からない。
芽が出るのは、数年後かもしれない。
やっぱり無理って、また辞めるかもしれない。
また、逃げ出してしまうかもしれない。
赤字になって、迷惑をかけてしまうかもしれない。
それでも、やってみたい と。
今まで、あれだけ反対していた母親が、二度見したくなるほどすんなり応援してくれました。
彼も、応援してくれて、出来ることもやろうとしてくれています。
本当に有難いことですよね。
私は、人生で初めて出来ることから始める決意をしました。
その日から、自分のエゴや恐怖と毎日向き合い、それでも少しずつゴールを設定しながらこなしている毎日です。
私は、「楽して稼ぎたい」という本音を怖くても選び、本気でやり切ったからこその今だと思っています。
まとめ
私は、逃げてもいいと思うんです。
私自身が、逃げまくって生きて来た人間なので。
でも、逃げるなら本気で逃げたい道を徹底してやってみることをおススメします。
ダラダラと隠しながら逃げるから、長期的になってしまって苦しい時期が続くんです。
逃げてることって、開き直って本気でやってみると、意外と長くは続けられないことに気が付くはずです。
逃げたい気持ちを自ら本気で吹っ切ったあとに出来るあなたの起業は、きっと素敵なものになるんだろうなと今から楽しみです。
逃げたい気持ちがあるなら、一度本気で振り切ってみてくださいね♪
