ビジネスをやっている人が嫌いだった理由
私は、起業をしたいと自分で認めるまで、副業~アフィリエイトをしている人たちを含めて、ビジネスをやっている人たちに嫌悪感を感じて仕方ありませんでした。
過去に、高額起業塾でたくさんの怖い思いをしたことも理由のひとつですが
それ以上に「カモにされてる感」がとても嫌でした。
起業・副業・アフィリエイト等も含めて、ビジネスの仕組みを知れば知るほど、自分が様々な戦略により、お金を払うように心理的に誘導をされているようにしか見えなくて、嫌で堪りませんでした。
自分から逃げていて、自分がコンプレックスの塊だったからこそ
そんな自分の心の隙間を突かれるような、魅惑的なキーワードで高額なお金を払わされるようなシステムが、怖くて仕方ありませんでした。
もっと嫌だったのは、自分を許すことが出来ないがゆえに、「ありのままで」「好きな時に好きなだけ」「働く量を減らしたのに、年商〇〇万円♡」のような、魅力的な集客戦略に乗りたがっている自分の本音が一番嫌でした。
まぁ、一言で簡単に言えば「羨ましくて、悔しかった」という話です(笑)
何に「羨ましくて」、何が「悔しかった」のか
高額商品の善悪は、ここでは書きません。
私が羨ましかったのは、「自分が"良い!"と思える商品やビジネスプランを、楽しそうに自分のお仕事としてやっていること」でした。
一口に「起業」や「副業」と言っても、手法はたくさんあります。
私は、どんな媒体や手法だとしても、「自分のお仕事」としているなら、全て「起業」だと捉えています。
アメブロでキラキラ起業女子みたいなことをやることも
ワードプレスで現実的なビジネスをやることも
ココナラやクラウドワークスやアフィリエイトでお小遣い稼ぎをすることも。
「自分でお金を稼ぐ=起業=ビジネスをやっている人」
ビジネスをやっている人たちが商品にしている媒体や内容に魅力を感じていたわけではなく、"楽しそうにしている、その人自身"が羨ましかったんです。
堂々と、自分が書きたい内容のブログを書いてて羨ましかった。
堂々と、自分が作った商品を宣伝していて羨ましかった。
堂々と、自分が作った商品を購入してくれた人が喜ぶ口コミを書いてて羨ましかった。
堂々と、家族や周りの人たちに「自分で仕事をしていること」を公言して応援してもらっていて羨ましかった。
堂々と、「大変で失敗もたくさんして来たけど、この仕事して来て本当に良かった」と自分の仕事を慈しんでいる人たちが羨ましかったんです。
そして、何が悔しかったのかというと
「自分が"したい"と思っていることをやっている人に、"私が"お金を払う状況になっているという事実が、どうしようもなく悔しかった」んです。
認めたくありませんでした。
完全に嫉妬です(笑)
「起業したい」と認め、行動して思うこと
ビジネスは、ビジネスに抵抗があったり、お金を1円も払いたくない!と思っている人を相手にすることほど、自分も周りも不幸にするものはありません。
でも反対に、必要としている人たちや、自分自身の自己投資のためにお金を使いたいと思っている人を相手にするほど、自分も周りの人も幸せで豊かになるものはありません。
世の中には、高額なお金を受け取れるようになり、自分も高額な金額を払えるようになることが幸せだと感じる人もいれば
定期的に支払える金額でリピーターや定額制のように利用したり、扶養内で稼ぎたいから少額の売り上げに抑えたいなど、様々な価値観を持っている人がいます。
自分がやりたいことや提供したいものが、ちゃんと相手のニーズに合っているのか?や
自分を知ってもらう人が合っているのか?は、とても大事なことです。
それで、不幸なビジネスをするのか幸せなビジネスをするのかが大きく変わってしまうからです。
同じ商品や集客方法でも、人が持つ価値観や思いによっては「迷惑」や「被害」にもなるし、「偶然の出会い」や「有難いもの」にもなるからです。
そして、一番重要なのは、「自分自身がビジネスに対して嫌悪感を持っているうちは、自分のやりたいビジネスを楽しめない」ということです。
働くことが怖くて、ビジネスも怖くて、でも自分でお仕事したいなら
じっくり丁寧に自分自身と向き合い、絡まった紐を解いていくことです。
やっぱり、「ビジネスは悪だ!」と心のどこかで思いながら自分のお仕事を始めても良いことは一つもありません。
悪いこと(ビジネス)をしている自分は、人を騙すことになるからと思ってしまい、自分を知ってもらうことが怖くなってしまうだろうし
そんな自分のままで商品を提供しても、今度は、購入してくれたお客様に申し訳ない気持ちになってしまう。
こんなこと、どれだけやりたかったことだとしても絶対に楽しいわけないですよね。
「起業したい」「自分でお仕事をしたい」と自分で許すことから全ては始まります。
自分が「この人のやり方なら!」と思える起業をしている人が必ずいますから。
だから、安心して本当にやりたいことをやってくださいね。