私は、自分の本音に素直になってから長いこと気が付かなかったのですが、
「自分の不足感を"誰かに"埋めてもらうための本音」として行動していました。
ちょっと、ややこしいことを言うんですが(笑)
誰かや環境で自分の不足を埋めたいと思っていた時の「本音」は、実は「純粋な本音」じゃありません。
何故なら、その本音を誰かに叶えてもらうことで「手に入れたい別の何か」があるからなんです。
- ワガママを許してもらうことで「愛されていると実感したい」
- 予定が埋まることで「ひとりじゃないと感じたい」
- 仕事で評価されることで「必要とされていることを確かめたい」等
無自覚にしろ自覚があるにしろ、
誰かや環境に自分の存在を肯定してもらう前提でいる時は、必ず自分で自分を満たすことに何らかの形で拒絶反応が見られます。
つまり、「自分の本音に素直になる目的がズレている」
無意識に「自分の全てを"他人に"許してもらうことで、自分を肯定するための材料として、自分の本音に素直になろうとしている」
になってしまっているんです。
自分の本音に素直になっても、思うようにならなかったり上手くいかないのは、"本音"だと思っていることの認識がズレてしまっているからです。
(本音だと思っていることが、実は本音じゃないものだったということです。)
特に、自分の本音を隠して生きて来た人ほど、人に甘えたいと思いながらも本当は"甘え方"が分からなくて、甘え方を間違えてしまっている人が多いです。
甘えられるようになるのも、やっぱり自分で自分を満たしてあげることが出来た先にあるものなんです。
人に与えることと受取ることのバランスが取れないうちは、何事も上手く行きません。
そのため、コツコツ日々自分自身を整えて行く必要があるのです。